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しかし･･･


今更･･･
意気がる･･･
雑魚キャラな拓弥に･･･
もう用は無いのか･･･


目線すらも･･･
合わせて来ない
少年サリーに･･･


『ケッ･･･
つまんネーの･･･』と･･･


心の中で･･･
とんだ捨て台詞を
吐いた拓弥が･･･


あたかも
子供のように･･･
ムスッと
不貞腐れるが･･･


そんな･･･
一人浮いた拓弥は
さて置き･･･


先程から･･･
不気味に･･･
距離を詰めてくる･･･


タチの悪い
危険な輩たちは･･･


今にも･･･
襲いかかって来そうな
雰囲気を
醸し出しながら･･･


まさに･･･
獲物を狩るような
ギラついた眼差しで･･･


怯むサリーを
捉えたままだ･･･。


すると･･･


そんな目の前の･･･
ただならぬ恐怖に･･･


何とか保っていた
自分の精神が･･･


とうとう･･･
音をたてて･･･
崩れ始めたのであろう･･･


濁った白目を
グワッとひんむき･･･


狂ったように
もがき始めた
少年サリーは･･･


突然･･･


「ウ――――ッ･･･


クッ･･･来･･･る･･･な･･･！





ヤ･･･
ヤ･･･メ･･･てくれ―ッ！！」


と･･･
震える声で
発狂したかと思うと･･･


生まれたての
小鹿のように･･･


おぼつかない足を･･･
プルプルと･･･
もたつかせながら･･･


なんと･･･


そのまま･･･
後ろに･･･
倒れ込むように･･･


大きな尻餅を･･･
ベチャッと地面に
着いてしまった･･･。