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「なァ･･･拓弥･･･？


馬鹿ヅラ･･･
ひっ下げて･･･


いつまで見てんのよ･･･？



フッ･･･




まぁ･･･いいや･･･


取り敢えず･･･


面倒な･･･
邪魔者は
居なくなった訳だし･･･


そろそろ･･･
本題に入るかな･･･






つーか･･･
拓弥とはさ･･･


地元の･･･
先輩後輩ってことで･･･


俺も･･･穏便に･･･


チャッチャと･･･
済ませたい訳よ･･･


もちろん･･･


地元のヨシミで･･･
動いて貰って･･･


それなりに･･･
感謝もしてんだけどな･･･？




だから･･･まぁ･･･
とにかく･･･


約束のブツ･･･


大人しく･･･
こっちに全部渡して･･･


お前が痛い目･･･
逢わないうちに･･･


早く此処から･･･
居なくなれよ･･･


な･･･？


分かったか･･･？」


散々苦労して･･･
調達してきた薬物を･･･


あたかも簡単に･･･


まさに･･･
ガキの使いのように
催促してくる･･･


明らかに人を･･･
小馬鹿にした･･･


喜多見の･･･
挑発する態度を
見据えながら･･･


今日最初に･･･


屋上で･･･
喜多見の姿を
目の当たりにした
瞬間に･･･


沸き上がった
猛烈な怒りが･･･


フツフツと･･･
再燃し始めた拓弥は･･･


そうみすみす･･･
渡すものかと･･･


薬物入りの紙袋を･･･
ギュッと抱え込むと･･･


腹をくくりながら･･･
真剣な面持ちで･･･


重たい口を開いた･･･。