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『な･･･何すか･･･


喜多見さ･･･ん･･･





そんな･･･
昔と変わらない･･･


あったかい声で･･･


喋んないで･･･下さいよ･･･





俺･･･


マジ･･･喜多見さんに･･･


ずっと･･･
憧れてたんすよ･･･？




なのに･･･


今じゃ･･･
ヤク中のレイプ魔に･･･
成り下がってよ･･･






あんた･･･これから･･･


仲間だった
春斗の兄貴に･･･


潰されるかも･･･
しれないんすよ･･･？！




アー･･･


チキショー･･･


どうすりゃ･･･良いんだよ！』


優しげな･･･
喜多見の声を･･･
暫く耳にするうち･･･


この先･･･
本当に･･･
殺されてしまうかも
しれない･･･


まさに危急存亡な･･･
喜多見の未来を
心から案じてしまい･･･


一瞬･･･


忠告して
あげたいという･･･
慈悲深い思いに･･･
苛まれるが･･･


気持ちとは裏腹に･･･


ヤクに溺れた
喜多見が･･･
狂ったように
女をレイプする･･･


そんな･･･
鬼畜な場面を･･･
想像してしまった･･･
拓弥は･･･


もう･･･
どうにも･･･
ならないんだと･･･


やりきれない･･･
悲哀に満ち溢れた
想いで･･･


自分の心が･･･
パンク寸前にまで
陥って行く･･･。


そして･･･
とうとう･･･


リミットが･･･
限界に達したのだろう･･･


思い詰めた･･･
拓弥の頭が･･･


なんと･･･！
今までの･･･
シチュエーション
全ては･･･


自分を･･･
楽しませる為の
サプライズなのだと･･･


お得意の･･･
現実逃避をし始め･･･


遂には･･･


【どっきり大成功！！】
と書かれた･･･
ド派手な看板を持つ･･･


満面の笑みを
浮かべた春斗が･･･


間もなく･･･


屋上の非常口から･･･
飛び出して来るに･･･
違いないと･･･


コントさながらの
最高の結末を･･･
思い描いてしまった･･･
拓弥は･･･


気でも･･･
フレたかのように･･･
ニヤついた笑みを
携えると･･･


今か今かと･･･


春斗の姿を･･･
心の中で待ちわびた･･･。