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『幼なじみ』

第13章  共有



そして更に・・・


一度・・・
出来てしまった
【脳神経】は・・・


一生・・・
消えて無くなる
事はなく・・・


常に・・・
『アドレナリンを
よこせ・・・
アドレナリンを
よこせ・・・』と・・・


間違った信号を・・・
脳に送り続け・・・


脳が永久的に・・・
刺激を
忘れられないよう・・・


強引に・・・
示唆して
しまうのである・・・。


つまり・・・


薬物常習者の
殆どは・・・


自分の・・・
倫理的な
意思とは関係なく・・・


脳自体が・・・


無意識の中で
アドレナリンを
欲っする為・・・


むやみやたらには・・・


薬物を・・・
止められなくなって
しまうのだ・・・。


きっと・・・
拓弥にも・・・


昨日・・・
新しくて無駄な・・・
【脳神経】が・・・


何本も・・・
出来たに違いない・・・。


そんな折り・・・
暫くすると・・・


やはり脳に・・・
変化が現れたのか・・・


今度は・・・
あのエクスタシーの
高揚する感覚を・・・


誰かと・・・
共有したい気分に
襲われ始めた
拓弥は・・・


急いで・・・
煙草を揉み消し・・・


サッと・・・
家電の前まで
駆け寄ると・・・


興奮した面持ちで
受話器を持ち・・・


直ちに・・・
電話を掛け始めた・・・。
















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