『幼なじみ』
第13章 共有
そして・・・
豪邸の中へ
入ってみると・・・
見上げる程の
高い吹き抜けの
天井には・・・
煌びやかで・・・
七色に光輝く・・・
シャンデリアが・・・
豪快に・・・
ぶら下がっており・・・
目の前には・・・
大ブリの生花が・・・
ウエッジウッドの
水色の花瓶に
センスよく飾られ・・・
まるで・・・
海外セレブ
御用達の・・・
ホテルの
フロントのような
玄関に・・・
通された拓弥は・・・
「ルイ君家・・・
噂では・・・
聞いてたけど・・・
マジ・・・
凄くないっすか~?」
と・・・
目をクリックリに
しながら・・・
興味津々に・・・
辺りを見渡す・・・。
すると・・・
自分も・・・
かなり場違いな
身なりだが・・・
住んでいる・・・
ルイ君張本人の・・・
風貌の方が・・・
よっぽど・・・
場違いだと
気付いてしまい・・・
「クククッ・・・」
と・・・
声に出して・・・
笑わずには・・・
いられなかった・・・。
「どしたの・・・?
拓弥・・・?
つか・・・
お腹空いたよね~?」
至って・・・
マイペースな
ルイ君は・・・
続いて・・・
フランス王朝時代の
晩餐会を
毎日開くかのような・・・
華やかで・・・
二十畳はある
リビングに・・・
拓弥を・・・
案内してくれる・・・。
そして・・・
大理石で
作られている・・・
ダイニング
テーブルの
上座に・・・
拓弥を・・・
ゆっくり座らせると・・・
自分は・・・
拓弥の
斜め右の椅子に・・・
嬉しそうに
チョコンと座った・・・。