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死に神レオの物語

第2章 死に神の仕事

…54年も生きて来たんだ多かれ少なかれそれだけ生きれば誰でも死にたいと思うことぐらいあるだろう

でもこれだけの数死ねと思われるのは珍しい・・・・普通ならまだ半分ぐらいの数のはずだ
一体この人はどんな人なんだ?

俺は2、3日この人を観察することにした


3日後【4月18日】―

俺は、3日間正巳さんを観察した

正巳さんの1日の動きは大体こうだ

朝起きて洗濯をして朝食の準備をして正巳さんの旦那さんと息子さんを起こし、朝食を食べさせ、会社に送り出し

かたずけをして少し休憩、掃除をして昼食、休憩のあと買い物へ
少し立ち話をして家に帰り、晩御飯の準備 旦那さんと息子さんが帰ったら晩御飯を食べ1日が終わる


そんな正巳さんが何故こんなに死ねと思われたか

それは正巳さんは、愚痴が多いせいだと思った。

それでこんなに死ねと思われてしまったのだろう



さて俺は、この正巳さんを殺さなければならない
どうやって殺そうか

正巳さんは、持病などはない

心臓麻痺などですぐに殺そうかそれとも何か病気にして5ヶ月かけてじっくり殺そうか



俺は、病気のことはよくわからないため手っ取り早く心臓麻痺にした


俺は、機械に正巳さんのNo.と名前、死因を打ち込んだ

暫くすると正巳さんが苦しみ出した

近くにいる人が救急車を呼んで病院に運ばれたが
亡くなった………

俺が殺したのだ・・・


暫くして連絡を受けた家族が病院に来て正巳さんを見て泣いた


俺は、その様子をただ見ていた

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