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夢で逢えたなら~後宮秘談~

第5章 妖婦

 そう考えてゆくと、男とは全く罪深い生きものであるといえよう。
 金淑儀はそういった昔からここで繰り返されてきた陰謀の犠牲となった。が、とどのつまり、彼女を殺したのは導宗その人だ。
 百花は王への憤りを禁じ得なかった。

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