甘すぎて気絶
第7章 体育教師の恋
「センセ、
どうして男の人と女の人の体はこんなに違うの?
センセの腕はこんなに…」
ゴツゴツしてる…
そう言って俺の腕にちょんと触れてくる。
控えめな触り方に逆に興奮する。
だめだだめだ、
遠藤は生徒で俺は教師だぞ…。
こんなボディータッチ何でもない…。
「何でセンセのこと考えるとドキドキするの?
考えても考えても分からないから会いにくるのに
会いにくるともっともっとドキドキして…
苦しいのはどうして??」
ドクンドクンと心臓がうるせぇ。
無自覚ってのはタチが悪りぃな…。
「センセ…??」
今にも泣き出しそうな表情に
これ以上ないくらい欲情してる。
生徒だ、なんてもう関係ない。
気づいたら遠藤を引き寄せ抱きしめていた。
わたわたと腕の中でもがく遠藤を
さらにぎゅっと抱きしめ、おでこをコツンとつけた
「センセ、ち、近いぃっ」
「んな可愛いこと言われて我慢できるか、バカ。」
ちゅっ、と唇に吸い付くと
途端におとなしくなる遠藤。
ちゅ、ちゅっ…、
何度も何度も繰り返すと体の力が抜けていく。
ぎこちないながらも舌を絡めて応えようとしているのがわかる。
「んっ、センセ、」
「煽ったのはお前だからな。」
わざと音を立てて頬、耳、首筋にキスを落とす。
その度にびくっと身を震わせる遠藤。