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体で愛して!

第11章 ずっと隣に


肝試し当日***


「…じゃあ、蒼汰班の5人が2番目にスタートね」

委員長が指名をする。

「おい圭介!俺と一緒の班でよかったな!」

「別に」

「…お前この間から機嫌悪ぃぞ。無理やり参加させちゃってごめんな」

「…いいよ」

いっつもそうだ。
俺が一方的に怒って見兼ねた蒼汰が謝る。
…子供扱いしやがって。

一つ前の班が出発してから十分が経った。
この肝試しは、墓地を抜けていき、そのとなりにある大きな公園に隠された花を見つけて持ち帰るというルールだ。


「蒼汰。そろそろ…」

蒼汰は僕の声に気付くことなく、同じ班の女の子達とにこやかにしゃべっている。
…楽しそう。

…もームカツイた!
蒼汰なんて知らねぇ!
俺は1人で出発をする。

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