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飴と鞭の使い方

第6章 快楽

「分かった。でも次入んなかったら使うぞ」

瑠架は完全に固まった。
まさか経験済みなのか?いや、そんなはずはない。でもなら何故こんな反応をするのか…


「…無…理矢…理でも……いいから」
細々とした声で言う

「理由は?薬使った方が楽になるぞ?」

「……」

無言。
話したくない…か。
まぁ昨日今日の人間に何でもかんでもペラペラ喋る奴なんていないか。
仕方ないそのうち聞き出してやる。

「今は使わないと約束しよう。だからお前も自分が言ったことに責任持てよ?」


瑠架が構える前に指を入れた。

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