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飴と鞭の使い方

第6章 快楽

「イイ子」
優しく、けれど貪るようにキスをする。

「んっんっ!」
酸素を求めることに意識が向いた隙を付いてさらに深く挿入。

「ゃぁ…あ…ぃた」
さすがに我慢できなかったのか両手で押し返すように抵抗してきた。

「あと半分くらいだ。頑張れ」

冗談だろ?
まだ半分…

「今日は入れる」

拒否を許さない声音だった。
おそらく宣言通りに事が進むまでは終わらないだろう。

それならばせめて

「…ゆっくり……して…」
「賢明な判断だ」

瑠架の手と恋人繋ぎをするように絡め、シーツに縫い付ける。

耳と首筋が弱いのか舌を這わせると過敏に反応した。

「お前可愛い過ぎ。あと1/3…息吐いて…そう上手」


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