ホストに恋
第23章 23
近くの居酒屋で拓哉わ、かなりのペースで酒を飲んでいた
「もうやめとけよ、兄ちゃん!!」
店の主人に言われる
「おかわりください」
飲み続ける拓哉
…プルプル
携帯がなる
瀬戸か
「はい」
「拓哉か。今から行っていいか?会社の資料まだ残っててさ、お前から専務に渡しておいて」
「え~…なぁにぃ」
「拓哉、お前、酔っ払ってんの?」
「せ~と……なぁにぃ」
「大丈夫かよ!!」
「だい、じょ~ぶ」
「今から行く、待ってろ」
店の名前だけ聞き瀬戸が向かった
「拓哉!!」
「おぉ…瀬戸だぁ」
ガチャン
立ち上がろとしたら 崩れ落ちた
瀬戸が抱き起こし金を払い店を出た
「何があった…」
拓哉の部屋に戻ると、ベッドに運ぶ
「大丈夫か…」
「くっ…そ…」
「拓哉……何があった…話してみ」
「翔太…が…………女と……あふた…っく…うっ…抱こうと…したん…だ…っく」
「…あの野郎…」
「嫌…って、言ったのに…クッ…翔太、オーナー…に…恩…とか…あって……って」
拓哉を抱きしめ頭を撫でてくれる瀬戸
「瀬戸……っく…」
「寝ろよ、拓哉…ここいてやっから。な、寝るまでいてやる」
横になり、手を握ってくれる瀬戸に甘えていた拓哉
そっと目を閉じ眠った
…こんなに泣いて。
…可愛いな
涙を吹いてやる瀬戸
「ゆっくり休めよ」
そっと部屋を出ていく瀬戸
瀬戸わ、翔太の店に向かって歩いていた