テキストサイズ

ホストに恋

第8章 8

瑠衣の手がベルトにかけられた時、つい瑠衣を振り払いソファーから崩れ落ちてしまった。
「ごめん…!!」

「俺に触れられる奴わ、みんな俺に体預けるのに、信じらんね…」
瑠衣が、スーツを手ではたきながら隣に座り、グラスの酒を一気に飲み干す…

「タクヤ…俺、惚れた…まぢ、本気だから、何か電流が走った……」
「バカぢゃね…俺男だし、彼女もいる、だいたい男同士なん、変だろ…」

「俺もそう思ってた。でも今ハッキリわかった。初めてタクヤに触れた時…何か変だったんだ…頭ん中からタクヤ離れなくて、女抱いてても全然感じなくなってて…」

「んなの、知らねーよ…別に俺ぢゃなくても男なら誰でもいいんぢゃねーのw」

鼻で笑う

瑠衣が俺を好き?

…ありえない…

…瀬戸、早く戻ってこい…

「キスしていい?」

いきなり俺を押し倒す。両手を掴まれ瑠衣の唇が近づいてくる
首を横にそらす…頬に瑠衣の唇が触れる…そして………
「んっ……っ」

唇が重なった……

足をバタバタして瑠衣をどかそうとしたが力が入らない

…マサミ、ごめんな、俺浮気しちまった…
涙が溢れた

「ん~っ…ん~」

…その時舌が入ってきた……
「んっ……!?…ん…んっ…っ」

…気持ち悪い…悪くない…?

息が…苦しい…

瑠衣を叩く…

「ブハ…はっ…はっ…はぁ……ゴホ…っ」

瑠衣を睨みつける

「何すんだよっ……っ…殺す気か…っ」

瑠衣がネクタイを外し…俺に抱きついたと思った瞬間…手首を取られあっという間に後ろに両手首を縛られた…
「なにっ…すんだよっ…」

「タクヤを俺のもんにする…。」

「ふざけんなよ…はずせよ…な…瑠衣…止めろって…お前と付き合う気ねーよ」

「黙って…今から気持ちいいことしてあげる…」

「は…?まぢ止めろって…止めろっっ…!!」

「この部屋、外に声聞こえないから。いっぱいタクヤの声聞かせて」

瑠衣がベルトに手をかけ、パンツごとズボンを膝までおろした…
「…やめ…ろ…よ」

涙が流れる

ストーリーメニュー

TOPTOPへ