ホストに恋
第30章 30
「今のままでいいの?」
「……彼女いるから…無理…」
「へぇ…なら諦めんの?」
「だってクラスの人気者で頭もスタイルもよくて、どうみてもかなう相手ぢゃない…」
「俺のダチにさ、男がいる女にひたすら告りまくってた奴いてさ、どうみてもかなう相手ぢゃないってみんな思ってたんだよ、でもなそれでも気持ち伝えて伝えて、来月結婚すんだよその二人が。」
「どうして…」
「女に聞いたらさ、最初わ…全くその気なかったけど、いつの間にか気持ちが傾いて行ってたってよ…だからわからないんだ、先なんて、でも何もしないよりわいいだろ。」
「…こわくて…」
「振られるのが怖いの?なら由佳わ告白してくる男ずっとずっと待つのか?何十年も…」
「…そういうわけぢゃないけど。」
「好きなんだろ?塾休むくらい好きなんだろ?言ってスッキリしちまえ!!振られたら俺が慰めてやるから!!太一にわ内緒でなw」
由佳の頭を撫でる
「瀬戸さん!!ありがと」
「飯用意してあったぞ!!食ってやれ」
瀬戸が部屋から出てくる
「勇作!!由佳わ?」
「大丈夫!!生きてた」
「生きてたって…どういうこと?ねぇ…勇作!!」
ガチャ…
「お腹すいた、お兄ちゃんいただきます」
由佳がご飯を食べ始めた
「由佳、大丈夫?」
「なにが?はぁ、おいしい。」
瀬戸がニヤニヤしながら太一の頭をぐしゃぐしゃした
「太一!!土曜日だしドライブでも行くか!!」
「うん!!」
瀬戸と太一が出かけて行った
由佳も塾に向かった