
ホストに恋
第30章 30
「約束が違うね恭介、どうしてまだ日本にいるのかな。」
「自主することにした」
「ほう…警察に…」
「お前のことも洗いざらい話す、知ってること全部。」
「 そんなことしても無駄ですよ。」
バスローブ姿のオーナーが机の引き出しからピストルを取り出す
「もうここからでられませんよ」
ピストルにタオルを巻きつけると恭介に向ける
…パンっ…
「ううっ…!!」
恭介の腹に当たる…
倒れ込む恭介。
「クソッ…っ」
バッシャーン…ドンッ
いきなりドアが開き瀬戸と翔太が入ってきた
「なんだ!!お前ら!」
瀬戸が呼んだ護衛の男らも入ってきて、凄まじい混乱になった。
オーナーが翔太に銃を向けた…!!
拓哉がそれに気付き、翔太に覆い被さる
パーン…
翔太に抱きついた拓哉が一瞬天を仰いだ…
「翔…太……」
「拓哉……拓哉?」
「大丈夫?翔太…良かった……」
拓哉が翔太に倒れ込み目を閉じた
「拓哉!!拓哉~っ!!嘘だろ…拓哉…な…拓哉………拓哉~っ!!」
「救急車!!」
オーナーわ、一人マンションを後にし、逃げ出した
「由佳!!由佳!!」
翔平わ由佳を見つけた
「由佳!!大丈夫か!!由佳!!」
目を覚ます由佳……
「…あたし…!!いやぁぁっ…見ないで!!」
「由佳!!大丈夫だから!!由佳!!」
「来ないで…!!いやぁぁっ…!!」
気を失う由佳…
優しく上着をかけ抱き上げ運びだす。
救急車とパトカーが到着した……
「拓哉…!!拓哉…」
拓哉、恭介、由佳が救急車で運ばれた
病院に向かう。
警察わオーナーの行方を追った
