ホストに恋
第13章 13
「拓哉が入院した…お前のせいだ…」
…パン
…瑠衣の顔を平手打ちした!!
「…勇作!!…顔わダメだよ!!」
…パシっパシっ
「やめ…っ…ろ」
瑠衣が顔を手でかばう!!
「拓哉…過労とストレスだってよ…お前が遊びで無理やりやって…ズタズタになった挙げ句女にも振られちまった…お前のせいだ」
…バン!!
壁を蹴る…
ヒビが入った
「勇作…!!やめた方がいいよ!!」
「うるせ!!…太一!!お前今日わ家に帰れ…いいな!!」
「やだよ!!…一緒にいる」
「いいから!!帰れ!!…帰れ…」
部屋から出され鍵を閉める。
「勇作!!…勇作…」
「帰れ!!」
「わかったよ…でも…連絡わしてね」
「あぁ…わかったから、帰れ」
…ガチャ
玄関がしまった
「俺わ、太一と今付き合ってっけど、ずっと拓哉が好きだった…アイツが笑う…俺を頼ってくる。そんな拓哉を俺わ愛してた。女がいるから友達でいいって、友達ならずっと一緒にいれるからな。それで良かったのに、お前がぶち壊したんだよ!!」
瑠衣の胸ぐらを掴み立ち上がらせ壁に押し付け…後頭部を壁に何度も叩きつける
…バン…バン…バン…バン…
「瀬戸…さん…やめて…ごめんなさい…」
「ごめんで済んだら拓哉があまりにも可哀想だろ!!アイツあんなにしやがって!!ぜって許さねー」
ポケットからカッターを出す
「…ゃ…だ…やめ…て…やっ」
瑠衣の綺麗な栗色のサラサラの髪にカッターが入った
…ジョリ…サッ…サッ…
床に落ちる髪を見てただ震えて…泣くしかない瑠衣。
「こんなんぢゃ…おさまんねぇんだよ…」
スーツの上から中のシャツを切り裂く…
震えて声が出せない瑠衣をベッドに投げ飛ばし、手を縛り付けカッターを顔に押し当てた…
「…や…っ…めっ…て…」
涙でぐちゃぐちゃの顔から血の気が引いた