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エンドレス

第6章 運命の日(PM)

「くみネェ、本当の事話すわ・・・うん、そう決心して今日は来たの・・・」

薫は抱きしめてくれていた久美の腕からさっと体を起こし、また久美の両手を握りしめて話し始めた。

「お父さんの工場が倒産したのは知っているでしょう?
かなり借金していて、あの日家族3人で逃げたの・・・」

「でも、すぐに見つかっちゃって、親が返せないなら娘に働かせろって、私・・・ソープランドで・・・」

薫が言葉を詰まらせる。

「ソープランドで働かされる事になって、私・・私・・毎日何人もの男の相手をさせられて、毎日毎日・・・」

「かおちゃん・・・」

「ソープだけじゃお金が足りないから、AVもやらされたり・・・毎日、知らない男たちが、何人も何人も私は快楽の道具として扱われたの・・・」

震えていた薫の手を、久美は強く握りしめた。

「もう私は昔の薫じゃ無いの・・・汚れちゃったから、くみネェには相応しくないの・・だからダメなの・・」

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