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エンドレス

第35章 久美と薫、それぞれの夜

久美は意識を失い、そのまま眠っていた。
目が覚めたのは15時を過ぎた頃だった。

下腹部の重い痛みで目が覚めた。

ベッドに薫の姿が無い。
薫が着けていた双頭男根付きのパンティが枕元に置いてあった。

「・・かおちゃん?・・」

起き上がり部屋を見回したが薫の姿が無い。

全裸のまま慌てて寝室を出るとバスルームからシャワーの音がした。

「・・シャワーか・・よかった・・」

バスルームに向かい扉を開けると薫がシャワーを浴びていた。

「キャッ!・・あっ、くみネェ!目が覚めた?」

「・・また居なくなっちゃったかと思った・・」

「ごめんごめん・・もう黙って居なくならないよ・・」

胸がドキドキしていた。
すっかりトラウマになっていた。

「くみネェ一緒に入る?」

薫に訊かれた時だった。

ツツっと内股に温かな液体の流れを感じた・・・

「あっ!・・」

生理が始まった。

慌ててトイレに駆け込んだ。

ぴったり予定通り。
ペーパーで処理して、とりあえずバスルームに戻り汗を流した。

「始まったの?」

「うん・・」

「そっか・・私は明日か明後日かな・・」

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