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エンドレス

第39章 薫から久美への禁欲のご褒美

木曜日の早朝。

1週間ぶりに薫と愛し合えると思うと、久美は身体が疼いてほとんど眠れなかった。

ましてや昨夜の直哉からの衝撃的な願望の告白・・・

久美は、まだ隣で寝ている直哉の顔を見ながら、あれこれと考えていた。

夫の性癖が、まさか寝盗られ願望だったとは・・
それも女性にだなんて・・

自分の妻が実はレズビアンだと知ったら、一体どんな反応を見せるのだろう。

”最高”なんて言ってはいたが、本当なのだろうか。

そもそも、いくら淡白な直哉でも、本当に見ているだけで我慢できるのだろうか。
見ながらオナニーぐらいは許してあげようか・・

久美も見られながらの薫とのセックスにすごく興味をそそられる。してみたいと思う。

見られながらセックスした時の快感の凄さを久美は知っているからだ。
実際には見られてはいなかったのだが、見られていると思っていただけで直哉の前で潮を吹くほど感じてしまった。

見られながらの薫とのセックス・・
どれほど興奮してしまうのだろうか。
想像しただけで濡れてしまう。

(でも・・かおちゃんは嫌がるかな・・)

薫を巻き込む事になる。
夫の願望に薫を巻き込んでいいのだろうか。

(やっぱり無理かな・・)

時計を見ると、朝の5時半になるところだった。

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