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エンドレス

第39章 薫から久美への禁欲のご褒美

少し早いがベッドを抜け出し、洗濯を始めた。

直哉は7時前には家を出る。
薫は8時頃には来るだろう。

あれこれ考えるのはやめた。

今は、薫とのことだけを考えていたい。
今日をどれだけ待ちわびた事か。

朝食の準備を済ませ、直哉を起こす前に着替えを済ませる。

以前、薫と買いに行った透け透けの下着を選ぶと、着替えながら興奮してきた。

薄紫のハーフカップの透けた布地越しに、既に勃っている乳首が見える。

いつもよりかなり早いが、直哉を起こした。
早く出勤してもらわなければならない。

「おはよ~・・ファアア・・」

「早く着替えて、遅れるわよ?」

「まだ早いじゃない・・」

「たまには早めに行くのもいいじゃない」

「そうだね・・・」

朝食を急かして、1本前のバスに間に合うように準備をさせた。

「行ってきます・・」

「はい。行ってらっしゃい」

直哉が玄関を出ようとしたところで振り返った。

「あの・・ゆうべの事だけどさ・・」

「うん?」

「あくまで嗜好っていうの?・・実際無理って判っているから・・その・・怒らずに聞いてくれてありがとね・・」

「いいのよ。直哉さんの好みを知ることができたから・・ほら遅れるわよ?」

「ん・・行ってきます・・」

少し恥ずかしそうに直哉が家を出た。

さて、あとは薫を待つばかりだ。

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