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愛の嵐

第41章 擬議×啼哭=縁成

大「それ見せて!」

つい見たいと思ったままを口にしてしまった
呆気に取られた翔は見る見る眉間に皺を寄せていく

櫻「やだ!絶対やだ!」
大「あっ、そ、そうだね、そうだよね」

何言ってんだよ、俺は!
一人でヤる所なんて見られたくないよな
あははっと笑って誤魔化そうとした

櫻「智がいるのに・・一人でしたくない」
大「えっ?」
櫻「あんな虚しいのは嫌だ!」

見られるのが嫌なんじゃないんだ
一人でするのが嫌だったのか
ん~、プレイとしてだったら見せてくれたり?
邪な事ばかり考えてしまう

櫻「あのさぁ、ニヤニヤすんの止めてくんない?」
大「はっ!そんな顔してた?」
櫻「何かを抑え切れてないよ」
大「うっ・・ごめん」

呆れたように翔が笑う
だって嬉しくて仕方なかった
童貞は俺じゃ奪えないけど
初めてが俺の物になったんだ

櫻「はぁ~、智って実はムッツリ?」
大「いや、そんなつもりはないよ。ちょっと想像が膨らむだけだって」
櫻「はい、ムッツリ確定!」

しまった!
またウッカリ言ってしまった
何だかんだ妄想してしまうのは俺が浮かれてるからなのかもしれない

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