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愛の嵐

第42章 偶因×晴陰=衷懐

相「今はそれで十分だよ。ありがとう」

格好つけただけの強がり
『かも』は好きには足りてない
でも見込みは十分だよな

和「あのっ、まさき・・その」

俺の腕を掴んだ和を見ると
小刻みに震えながら息を荒く俺を見つめていた

相「えっ、なに?どうしたの?!」
和「あっ、熱くて・・疼いて・・苦しい」

今にも泣きそうになっている
媚薬の効いた中がキュウッと俺を締め付けた

相「あっ、かずっ・・っく、締めないで」
和「ちがっうぅ、知らなっ・・苦しっ」

強請るように腰が揺れる
熱に少しずつ理性を奪われていく
羞恥に震えていたのが嘘のようだ

相「動いていいの?」
和「いいっ!はやくっ、まさ・・ああぁ!」

言い終わる前に奥へと押し入った
柔らかい窄まりは易々と俺を迎え包んでくれる

相「あっ、すごっ・・気持ちいい」
和「もっとぉ・・あっあっ、はっあぁ、ひぁん」
相「かずっ、おいで」

宙をさ迷う腕を引き寄せ抱き締めた
密着する事で最奥へと潜り込む

和「うっあぁ、んっく、はっ、あっ、あっんん」
相「俺に抱き付いて、爪立ててもいいから」

頬をスリ寄せて腕を背中に回した
チュッと頬にキスをすると
それすら感じるのかウットリと目を閉じた

相「好き、好きだよ、大好きだ」

届いているか分からない告白をして唇を重ねた

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