テキストサイズ

愛の嵐

第45章 炬燭×囚擒=寵遇

櫻「ありがとな」
二「いいえ。じゃあ、また来週」
櫻「わかった」

車を降りて校舎へ向かう
まだ怠い腰をさすりながら職場へと向かう
保健室の鍵を開けて中へ入った
後ろ手にドアを閉めようとしていたら誰かが滑り込んできた

相「翔ちゃん♪」
櫻「ん?あぁ、相葉か」
相「おはよ」

ドアを閉めて後ろから抱きしめられた
別に拒む必要もないので好きにさせていると

相「昨日はアノ人に会ったの?」
櫻「そうだけど、何で分かった?」
相「いつもの匂いじゃないからね」
櫻「嗅ぎ分けるとか犬かよ」
相「翔ちゃんの犬にならなってもいいかなぁ」
櫻「朝っぱらから馬鹿なヤツだな」

ペチンと頭を叩いて相葉の腕から抜け出た

櫻「それで?」
相「んっ♪三限目どう?」

そう言われて鞄からタブレットを取り出し確認する

櫻「あ~、大丈夫だな」
相「良かった♪あとさ、日曜日は?」
櫻「日曜日・・・ちょっと待てよ」

再びタブレットに視線を落とした時に気づいた
メールが来ていたのでそれを開く
内容を見てから相葉に視線を移した

櫻「日曜日は予定入ってるからダメだな」
相「マジで~。じゃあ、来週の日曜は俺が予約するから空けといてね」
櫻「来週な、分かった」
相「やった♪じゃ、後でね~」

満足そうに笑って相葉は保健室を出て行った
一方櫻井はタブレットを鞄になおしながら
日曜日に会う人の事を考えていた

櫻「1ヶ月ぶりかな。おかえり、大野さん」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ