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愛の嵐

第7章 遠方の嵐

抱き締めてくれる腕が
頬に触れて与えられるキスが
奥に注がれる熱が
堪らなく恋しい
持て余す気持ちと身体

相「声だけでも聞きたいよ~」

まだ3日目しか経ってない
逢えるまで一週間以上もあるのに
顔も見れないまま入れ替わりで海外に行くのは辛いよ

相「電話しちゃダメかな?」

今は夕方の6時
スペインは朝の10時
仕事だろうなぁ
でも我慢出来ない

スマホを操作する手が震える
メロディーコールが聞こえる
取ってくれますように・・・・

櫻『はぁい・・んっ?もしもし?』

あ・・翔ちゃん
寝ぼけた声に顔が緩む
声にしようとした時

ニ『翔ちゃん誰から?まだ早いから寝てようよ、ほら』

プッと切られた
え?今の何?何でニノと寝てるの?
部屋は別々のはずでしょ?
しかも電話切られた
何が何だか分からない
~~っ、もう知らない!

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