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愛の嵐

第8章 霧中の嵐

雅紀くんは甲斐甲斐しく世話してくれる
不器用ながら一生懸命な姿に頬が緩む
頭の中先からつま先まで隈無く洗われた

大「はぁ、気持ち~」
相「良かった♪・・・違う意味でも気持ち良かったの?」
大「え?あ~・・雅紀くんの姿見てたら、ついね!」

勃ち上がった俺自身に苦笑い
ちょっと恥ずかしそうに顔を赤らめる雅紀くんに、益々元気になりそうになる

大「コレは気にしないで!夢の話がしたいんだ」
相「教えてくれるの?」
大「教えるって程の物かは分からないけど」
相「それでも智くんの事は何でも知りたいんだ!」

あ、それ嬉しいな
胸の芯が熱くなる
何時もの胸の痛みさえ影を潜める

大「風呂に浸かりながら話すよ」

頷いて従ってくれる
現実の雅紀くんはやっぱり俺より身長高いんだよなぁ
少しぬるめのお湯は疲れを取ってくれた

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