テキストサイズ

愛の嵐

第8章 霧中の嵐

《相葉side》
知ってる・・・知ってた?
そんな夢なんて見た事もない
笑えない話だ
話が進む毎に胸の痛みが増していく
まるで自分が夢の中の人みたいだ


林の中
俺は一人で歩いている
誰もいない
智くんもいない
そこには絶壁に小さな穴が開いてる
入るのにちょっと躊躇してしまう
でも入らないといけない気もしてる
恐る恐る足を踏み入れ先へ進む
先に見える光が大きくなってくる
胸の痛みは消え去り、熱く高鳴っている
そこに行きたくて
そこが大事な場所だから
光の中に体が吸い込まれた


大「あ、起きた?大丈夫?」
相「あれ?俺なんで?」
大「風呂上がって泣き疲れて寝ちゃったんだよ」
相「そっかぁ。もう大丈夫だよ!ありがとう」

あれは夢?
知らない場所なのに大事って何だかなぁ
まぁいっか
分からない事は考えない
って言いたいけど、今回は無理みたい
調べてみよう
そう心に決めて胸にしまった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ