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愛の嵐

第11章 宴舞の嵐

汗だくになりながらもレッスンは続いた

相「最初から飛ばすと続かないよ?」
松「ん~、そうだね。今日はこの辺で終わろうか」
相「そうしよう!腹へったし」

雅紀らしいな!
色気より食い気だろうね

松「ご飯食べる?準備してたから温めるだけだよ」
相「マジで?!もちろん食べるよ~」

やっぱりな!
まぁ、そんな所もらしくていいんだ

松「了解!先にシャワー浴びてきなよ」
相「何から何までお世話になります」
松「いえいえ!教えてもらうんだから当然だよ」

照れ笑いをしながら浴室に向かう
タオルを渡しキッチンへ向かう
メニューはビーフカレーとサラダ
忙しくてこれが精一杯なんだよ
時間があればもっと出来るのに

暫くして雅紀が出てきた

相「お先でした~!潤も入る?」
松「そうするよ!すぐに出るから待っててね」
相「ゆっくりしといで~」

雅紀に見送られ浴室に向かう
時間なんてかけられるか!
せっかく二人きりなのに勿体無い
急ぎながらもちゃんと洗う
何かある訳でもないのに、隅から隅まで洗ってしまう
体を拭いて少しだけ香水を付ける
雅紀に気付いてもらえるか分からないけど

松「おまたせ~!ご飯食べようか」
相「早かったね。カレーの匂いで更に腹減ってるよ!」
松「すぐ出すから待って!」
相「ビールでも飲みたい所だけど、我慢しなくちゃな」
松「泊まってもいいけど?」

言っちゃったよ
雅紀、怪しんでないかな?
ドキドキしながら様子を見る

相「じゃ、ビール下さ~い」
松「あ、はい!」

泊まってくれるの?
マジで?
冷蔵庫から冷えたビールを渡す
俺の分も出して雅紀を見る

相「今日も1日おつかれさん。かんぱ~い」
松「オッサンみたい。取りあえず乾杯!」

ガツッと缶の当たる音がした
二人してゴクゴクと喉を鳴らしている
俺たちの夕食は楽しく始まった

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