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愛の嵐

第11章 宴舞の嵐

《松本side》
二人きり
謝らないと!

松「ごめんなさい」
相「は?え、何で謝るの?」
松「酷い事言ったから」
相「仕方ないよ。恋人じゃないし、俺は嫌われてるみたいだし」
松「嫌ってない!嫌いになんてなれない!」

ビックリしてる
俺に嫌われてると思って避けてたの?

相「俺、嫌われてないの?」
松「嫌うどころか・・好きなのに」

告白しちゃったよ
でも他に言葉が見つからなかったんだ

相「好きって・・潤が俺を?」
松「うん。雅紀が好きなんだ」

あ、あぁ、そうだ
もっと早く伝えれば良かったんだ
そしたら違ったかもしれないのに

相「マジかぁ!ホッとしたぁ。嫌われてると思って逃げてたんだ。俺も潤が好きだから怖かった」
松「うん、ごめんね」

伸ばされた手に俺の手を乗せて繋ぐ
久しぶりの温もりに安心する

相「避けてごめん」
松「もういいよ!雅紀が俺を好きでいてくれたから」
相「潤、キスさせて。恋人のキスがしたい」

バッと顔をあげて雅紀を見る
恋人って言った?

相「好き同士だから恋人でしょ?」
松「うん・・うん!恋人だよ!」

何度も降ってくる恋人の甘いキスを受け入れた
怒って、悔やんで、謝って
やっと辿り着いた
恋人という居場所

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