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愛の嵐

第14章 懐抱の嵐

《大野side》
う~、緊張するなぁ
本人に許可貰ってないんだよ?
しかも勝手に何枚も描いてるし

相「凄いね~!アトリエってカッコいい!」

は?そっちなの?
気にする所違くない?

大「えっと~、とりあえず見て貰ってもいいかな?」
相「あ、うん!一人で興奮してごめんね」
大「いいよ。これなんだ、描いてたの」

絵に掛けていた白い布を取る

相「えっ・・これって・・」

怒らないで・・・心の中で祈った

相「俺を描いてたの?俺だったの?」

はぁ~!っと溜め息を付いて座り込んだ
な、何?どうしたの?
怖いから続きを言って!

相「良かった~!他の誰かを想って描いてるんだと勘違いしてたよ」
大「へ?他の誰か?」
相「うん。智くんが隠してるから俺だとは思わなかった。ホッとしたよ~!」
大「怒ってないの?」
相「何に怒るの?俺じゃない誰かだったら怒ってたかもね♪」

笑いながら俺を見ている
ホッとしたのは俺の方だよ~!

大「勝手に描いたから怒られるかと・・」
相「怒らないよ!寧ろ嬉しいくらいなのに」

急に抱き締められる

相「ありがとう!めちゃくちゃ嬉しい!」
大「良かった~!」
相「それにしても、カッコ良すぎじゃね?」
大「そうかなぁ?俺にはこう見えてるんだけど?」
相「そっかぁ!それだけ智くんが俺の事愛してくれてる証拠かな♪」
大「んなっ!ハズい事言うな~!」

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