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愛の嵐

第20章 諷意の嵐

櫻「俺さ・・・」

サラダを食べる箸を止め翔ちゃんを見る

相「ん~?」

口に物があるから喋れない

櫻「好きなんだ、相葉くんが」

咀嚼が止まってしまう
噛み砕く前に飲み込んでしまった

相「はぁ?」

二「俺も好きだよ、雅紀♪」

雅紀~?
ニッコリ微笑むニノに驚く

松「相葉くん、大好きだよ」

手を取り甲にキスをされる
びくっとして固まってしまった

相「・・・??」

理解が出来ない
俺を好き?
みんなリーダーが好きなんじゃ・・

相「えぇ~~?」

皆が俺を見てる
どうしたらいいのか分からない

櫻「今答えは出さなくていいよ」
ニ「うん、知っていて欲しかったんだ」
松「俺達が相葉くんを好きだって事を」

答えって・・・
それは誰かを選べって事?
そんな事出来ないよ

櫻「そんな泣きそうな顔しないで相葉くん。俺達も悲しくなるよ」

二「あ~もう、悩むなって言うのは無理だろうけど悲しまないでよ」

松「そうだよ!悲しませたい訳じゃない。だからゆっくり考えてくれていいよ」

そう言って三人に抱き締められた

その時に気付いてしまった
いや、気付かされたんだ
胸に穴が開いてしまった事に・・

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