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愛の嵐

第20章 諷意の嵐

相「いいの?本当に?」

急に元気になったなぁ
態となのか?演技だったのか?

相「ごめんね、本当にありがとう」

あ、違うな
本当に困ってたんだ

大「いいよ、気にしないで。今日はゆっくりしたらいいよ」

ちょっと涙目になって頷いている
ポンっと頭を撫でて宥める
何で俺を頼るのかは分からないけど、嫌な気分ではないな

大「何か飲む?」
相「コーヒーある?」
大「じゃあ、コーヒー淹れるね」

フワッと笑顔を見せてくれた
可愛いんだよなぁ
こっちまで笑顔にしてくれる

相「ねぇ、リーダー」
大「頼むから家でリーダーは止めてよ」
相「じゃあ、何て呼べばいい?」
大「好きに呼んでいいよ」

う~ん、う~ん
腕を組んで悩んでいる
そこまで悩む事かねぇ?

相「智くんで♪」
大「はいはい、何でもいいよ~」
相「何か投げやりじゃない?」
大「そんな事ないよ。雅紀くん」

呼ばれてハッとした顔をした

相「え?俺も呼び方変えるの?」
大「仕事じゃないからいいでしょ?嫌だった?」
相「え・・嫌・・じゃないよ」

照れながら笑う雅紀くんにコーヒーを差し出す

大「後で風呂入りなよ。客室の準備してくるから」
相「あ、いいよ。俺はソファーで寝るから」
大「そうはいかないよ・・・・じゃあ、朝まで遊ぶ?」
相「それいいかも♪」

気晴らしならそれが一番かもしれないな

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