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愛の嵐

第20章 諷意の嵐

《相葉side》

我ながら大胆な事を言ってしまった

智くんは俺の頭を優しく包み込むように抱き締めてくれた

相「あ・・温かいね」
大「雅紀くんが冷えてるだけだよ」

撫でられる手の温かさに眠気を誘われる
胸の穴が埋まっていく

相「智くんは安心するなぁ」
大「ははっ、そっかぁ」

あ、やばい
寝そう・・・

大「お~い、寝るならベッド貸すよ?」
相「う~ん、いく~」

何言ってるのか分かんない
引きずられてどっかに転がされた
腕から離れた温もりが恋しくて呼んでしまう

相「ね~、どこ~?」
大「はい?って、ちょ、うわっ!」

掴んで引き寄せて胸に引き入れた
あ~、温かい♪
このまま抱き締めて寝よ~
離さないからね~抱き枕♪

俺は寝ぼけて智くんを抱き枕にして眠ってしまった

大「うそっ!寝たの?雅紀く~ん」

そんな声は俺の耳に届かなかった

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