テキストサイズ

愛の嵐

第20章 諷意の嵐

今日は皆に返事と報告をする
智くんには言ってない

相「おはよ~」

櫻「相葉くん、おはよう」
松「おはよ」
二「はよ~」

いち早く俺の変化に気付いたのは翔ちゃん

櫻「何かあった?」

さすが鋭いね
翔ちゃんには絶対勝てないな

相「うん、あったよ。それも含めて話があるんだ」

皆は顔を見合わせて改めて俺を見る

相「皆への返事は・・・ごめんなさい」

頭を深く下げて断りを言う

ガチャッ

頭を下げた後ろでドアが開く音がする

大「相葉くん、一人で何やってんの!」

何で来ちゃうんだよ!
智くんに迷惑かけたくなかったのに・・

大「皆、ごめん。俺が相葉くんを奪いました」

俺の隣で頭を下げている
まだ誰も声を発しない
この沈黙が怖くなってくる

松「ほらな、こうなるだろ?」
二「それでもさぁ、人の気持ちなんて分かんないもんじゃん!」
櫻「ここはちゃんと受け入れてあげよう!相葉くんが選んだ結果なんだから」

あっ、嬉しい
俺の気持ちを尊重してくれるんだ!

松「はい!じゃあ、リーダーはこっちに来ようか」
二「ちゃ~んと説明してもらおうか?」
櫻「相葉くんはそこにいてね!智くん、さぁ行こうか!」
大「はい・・行きます」

智くん以外からは黒オーラが出てる
見えます!見えてるんです!!
よく分からないけど・・・

相「無事に帰って来てね、智くん」

バッと皆の視線が智くんに向けられる
あ・・また失言だったの?
俺やっちゃったの?

大「ありがと、雅紀くん」

苦笑いで皆に連れられて部屋の隅に行ってしまった

ストーリーメニュー

TOPTOPへ