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《二宮side》

本当はちょっと辛い
慣れない下駄で足の指がいつか裂ける！
でも、ま～くんが優しい
いつも優しいけど今日はいつも以上に優しくて笑顔が可愛い♡

相「和♪」

周りに聞こえないように
俺にだけ最高の笑顔で呼んでくれる

二「ま～くん♪」

他の言葉を知らないみたいにずっと呼び合う

相「皆を撒くから、なるは俺に付いておいで」

男らしくてキュンとする
俺・・女子みたいだ
熱くなった顔で頷く事しか出来ない
こんなにドキドキするなんて

二「あっ・・」

肩を抱かれて更に心臓が高鳴る

相「ちょっとなるちゃんが帯が苦しいみたいだから」
櫻「え？そうなの？ともちゃんもみたいでさぁ」
松「そしたらとりあえず帰る？」

ヤバい、どこまでも一緒はヤダ！

二「うぅっ、ま～くん」
相「ちょっと先に行ってて。和が落ち着いたら追い掛けるから」

心配そうな目を向けられて

二「大丈夫・・すぐ行くよ」

ま～くんに寄りかかりながら一応声だけかけておく

櫻「そう？リーダーは限界みたいだから先に行ってるよ」
相「うん、ごめんね」

マジなま～くん♪
必死な顔もカッコいいよ！

二人は大野さんを支えながらタクシーに乗り込んでいた

相「苦しかったの？大丈夫？」
二「嘘だよ～♪」
相「うそ？・・・そっかぁ！心配したよ、良かった」

ギュッと腕に抱き付いて

二「二人になれた♥」

手で顔を覆い真っ赤になったま～くんは

相「やられた～！和には勝てないな」

ポンと頭を撫でられ、くしゃっとする最上の笑顔をくれた