
愛の嵐
第22章 灼熱の嵐
今年の春の入学式前
登校してくる新入生をぼんやり眺めてた
櫻「お前生徒会メンバーじゃないんだから早く体育館に行けよなぁ」
相「もう少しいいじゃん♪翔ちゃんのお気に入りが見たいんだもん」
はぁ~っと深い溜め息が後ろから聞こえた
気にするでもなく視線を新入生達に向けている
相「あっ!あの子可愛いね~♡」
櫻「どれどれ?」
相「ほら、あの子!」
小柄で日に透けて茶色の髪の子を指差す
翔ちゃんは指差す先を確認すると
櫻「ニノじゃん!雅紀が見たかった子だよ」
相「へぇ~、あの子なんだ。分かる気がするよ~」
櫻「そりゃど~も」
相「ふふっ、照れてるし・・・あっ」
一人の男子に視線が釘付けになった
櫻「どうした?雅紀?」
相「ヤバい・・恋に落ちそう」
櫻「落ちそうって、進行形?!」
相「超好み過ぎて・・一目惚れかも♥」
黒髪の毛先が歩くたびにフワフワと遊んでる
黒縁の眼鏡の奥の瞳が見える
周りとちょっと違う空気が見て取れるなぁ
櫻「あ~、あれはホームラン級だね」
相「でしょ♪友達になりたいなぁ」
櫻「友達じゃなくて恋人の間違いだろ?」
相「飛躍し過ぎだよ~!まずはお友達からでしょ」
櫻「まずは・・ねぇ」
自分で言って恥ずかしくなった
話した事もないのにそこまで考えてた
でも、でもさ、一目惚れしちゃったよ
相「いいなぁ~」
櫻「珍しいね、雅紀のマジな顔」
茶化されてるのは分かってるけど
そんな事すらも気にならない
彼の隣が俺の指定席になったら・・・
妄想が膨らんでしまう、そんなお年頃
登校してくる新入生をぼんやり眺めてた
櫻「お前生徒会メンバーじゃないんだから早く体育館に行けよなぁ」
相「もう少しいいじゃん♪翔ちゃんのお気に入りが見たいんだもん」
はぁ~っと深い溜め息が後ろから聞こえた
気にするでもなく視線を新入生達に向けている
相「あっ!あの子可愛いね~♡」
櫻「どれどれ?」
相「ほら、あの子!」
小柄で日に透けて茶色の髪の子を指差す
翔ちゃんは指差す先を確認すると
櫻「ニノじゃん!雅紀が見たかった子だよ」
相「へぇ~、あの子なんだ。分かる気がするよ~」
櫻「そりゃど~も」
相「ふふっ、照れてるし・・・あっ」
一人の男子に視線が釘付けになった
櫻「どうした?雅紀?」
相「ヤバい・・恋に落ちそう」
櫻「落ちそうって、進行形?!」
相「超好み過ぎて・・一目惚れかも♥」
黒髪の毛先が歩くたびにフワフワと遊んでる
黒縁の眼鏡の奥の瞳が見える
周りとちょっと違う空気が見て取れるなぁ
櫻「あ~、あれはホームラン級だね」
相「でしょ♪友達になりたいなぁ」
櫻「友達じゃなくて恋人の間違いだろ?」
相「飛躍し過ぎだよ~!まずはお友達からでしょ」
櫻「まずは・・ねぇ」
自分で言って恥ずかしくなった
話した事もないのにそこまで考えてた
でも、でもさ、一目惚れしちゃったよ
相「いいなぁ~」
櫻「珍しいね、雅紀のマジな顔」
茶化されてるのは分かってるけど
そんな事すらも気にならない
彼の隣が俺の指定席になったら・・・
妄想が膨らんでしまう、そんなお年頃
