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愛の嵐

第26章 思惑×明察=婉然

《櫻井時間》

どんな顔してたらいいんだ?
今の態度は素っ気なさすぎたかな?
でも今のが精いっぱいだった

ニ「翔ちゃん?入らないの?」

頭がいっぱいでドアの前に立ち尽くしてた

櫻「あ、あぁ。ごめん。入るよ!」

ドアを開けてニノを先に入らせる
この一歩を踏み出せば二人きり
ドキドキが止まらない
ゆっくりと部屋に入りドアを閉めた

ニ「飲み物頼もうよ~♪」

ニノはあんな事言っておきながら普段と変わらない
からかわれたのか?
俺の気持ちはバレてないはずなんだけど

櫻「俺はアイスコーヒー。ニノは?」
ニ「翔ちゃん大人だね!俺はコーラ♪」
櫻「ニノらしくていいんじゃない?」

リモコンで注文する
何話していいか分からない

ニ「飲み物早く来ないかなぁ♪」

俺もそう思うよ
少しでもこの空気を変えてくれ!
コンコンとノックされドアが開く

店員「失礼しま~す。コーヒーとコーラです。失礼しました」

はやっ!
速攻出てっちゃったよ
空気とか言ってる場合じゃなかった

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