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愛の嵐

第26章 思惑×明察=婉然

上手く息が出来なくてうっすらと唇が開く
その隙間に舌を差し込む

櫻「んうっ、んっ、ふぅん」

耳を擽る甘い吐息にドキドキが止まらない
逃げる舌を絡め唾液が流れる

櫻「んっん~!」

背中をトントン叩いて何かを知らせる

ニ「んっふっ、なに?」
櫻「はぁ、はぁ、はぁ~、苦しかった」

空気をいっぱい吸って呼吸を整える
ほんと意外過ぎて可愛い♥

膝から立ち上がり窓へ向かう

ニ「俺だけの翔ちゃんだからね♪」

白いカーテンを閉める
夕暮れで赤く染まった光が遮られた

櫻「あっ、ここで?」
ニ「今すぐ俺のものになって!」

赤くなった顔は夕日で染まってるんじゃないよな?
一歩近付くとビクッと身体を震わせる
その反応が可愛すぎです♪

ニ「ちょっと待ってね」

生徒会室の荷物から布を探し出す
それを床の空いたスペースに引いた

ニ「翔ちゃん♡」

手を差し伸べるとゆっくりと立ち上がった

ニ「おいでよ♪」
櫻「何でこんな時に男前なんだよ」

拗ねた感じもまた可愛い

ニ「翔ちゃんの前でだけだよ!」

手を重ねながら翔ちゃんは俺の前に立つ

櫻「ズルい!」
ニ「何が?」
櫻「カッコ良すぎだろ」
ニ「褒められちゃうと頑張っちゃうよ♪」

布の上に座り膝を突き合わせる

ニ「俺に全てを委ねて」

俺の目を不安げに見つめる
その瞳にキスをして
唇にもキスを落とす
キスをしたままゆっくりと横たえる

櫻「んっ、にっ・んふっ、んんっ」

深い口付けに翻弄されて俺に身体を預けた

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