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愛の嵐

第26章 思惑×明察=婉然

昼のチャイムが鳴った

二「昼休みになったよ?」
松「ん~、ちょっと待ってなって」

何かを待っているように潤は教室のドアを見ていた

相「じゅん~♪」
松「ほら来た」
二「ああ、そう言う事」

迎えに来たのは雅紀さん
その姿に教室中がざわつく
学校のアイドルが来ればそうなるよね

相「潤!ニノくん!行くよ~」

綺麗な笑顔は数人を撃ち抜いたみたい
でも視線は潤にしか向いてないんだよね~

松「和、屋上に行くぞ?」
ニ「うん♪」

昼食を持って教室を出る

相「会いたかったよ、潤♥」
松「学校ではダメって言ったよ?」
相「だって~!」

潤の袖を掴み寄り添っている
何だかんだ言っても潤の顔も緩んでる

ニ「蚊帳の外は寂しいのです~」
相「あっ、ごめんね」
松「早く屋上いこう!んで、翔先輩は?」

え?翔ちゃんも来るの?

相「生徒会室に顔出してから来るって」

俺に向けられた雅紀さんの笑顔
何故か顔が赤くなってしまう
何かのフェロモンか?

松「雅紀?その顔はダメだよ?」
相「ん~?どんな顔?」

無自覚なんだなぁ
天然は相変わらずなんだね

屋上まで二人のいちゃいちゃを見せ付けられた
俺だって翔ちゃんといちゃいちゃしたい!

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