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愛の嵐

第3章 流麗の嵐

それから沢山話をした
2人だけの時間を楽しむように
空白の恋人の時間を埋める為に

触れるだけじゃ物足りない
キスだけじゃ伝わらない
もどかしくなるくらいに足りない

俺の肩に食い込む爪の痛みも甘い刺激にしかならない
苦しそうに切なそうに喘ぐ
その声も表情も俺を煽る材料にしかならない

相「やぁ・・・んっ・・」
大「もう・・降参?久しぶりだからかな」
相「ま・・だ・・・足りな・・あぁっ・・」

どこまでも同じだね
きっとどれだけ体を重ねても、時間を共有しても足りない
出来ないと知っていても願わずにはいられない

グッと引き寄せられしがみついて限界を知らせられた
耳元の激しい息遣いに合わせて律動する

相「さ・・としっ・・・あっ・・もぅ・・だ・・・めぇ」
大「っく・・おれも・もう・・・愛してるよ」
相「あ・・あっ・・・あぁ~!」

それを合図にほぼ同時に吐き出す


大「無理させた?ごめんね?」
相「はぁ・・無理・・・してない!」
大「辛そうだから」
相「して欲しかったから・・・いいの~!」

言いながら毛布を頭から被り隠れてしまった

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