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愛の嵐

第3章 流麗の嵐

目隠しを外してあげる
探すように目を動かし、腕を伸ばし俺の頬を撫でて柔らかな微笑みをくれた

もう目の前の相葉ちゃんの事しか見えない
絡まる指が白くなる程強く握り合う
言葉にしなくても求めてる事は分かる

脱ぎ捨てられた服が散らばる
時間を掛けて解して溶かしていく
瞳は潤んで俺を欲しがっている

小刻みな喘ぎが部屋に響く
一つになった所からは水音も聞こえる
俺の荒くなった呼吸が律動と重なる

終わりは必ず来る
一際大きな喘ぎと共に欲を吐き出す
俺も強い締め付けに危うく中に出すのを避け外へと吐き出した

そのまま意識を飛ばして眠っている
風呂で汗を流し、タオルをお湯で濡らし相葉ちゃんの体を拭く
服を着せてから布団をかける
髪を撫で寝顔を見つめる

大「明日大丈夫かな?」

無理させた自覚があるからこそ、一抹の不安が過ぎる

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