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愛の嵐

第29章 曇天×降雨=星空

松「慰めてやるよ♪終わるまで待ってるから飯食いに行こう!」

少し驚いた顔をして

ニ「ま、マジで?」
松「この後予定がなければだけど」
ニ「ない!だから行く!」

内心、自分でも驚くくらいにホッとしてる
しかも満面の笑みを見せてくれた
小躍りしたいくらいだ!

ニ「早く終わらせてくるから!」
松「待ってるよ♪」
ニ「うん!」

スカートをヒラヒラさせて走って行った
控え室へ入りドアを閉めると

松「よっしゃ!」

握っていた拳を更に強く握り締めて喜んでしまう
背中を押してくれた翔さんに感謝だな

大「何がよっしゃ!なの?」

誰もいないと思ってたのに

松「へ?・・リーダー!!い、いたの?」
大「失礼な言い方だな。ずっといたよ!」

ニノしか見てなかったよ

松「見てた?」
大「見てない・・・訳ないだろ~!」
松「だよねぇ」

き・・気まずい
いつもなら何とか出来るけど、動揺しすぎて頭が回らないよ

大「見なかった事にしてあげるよ。それに用事あるから帰るし」
松「あ、そ、そうなんだ」
大「動揺し過ぎだってば!いやぁ、珍しい物がみれたなぁ」

カラカラと笑いながら帰る準備を進めていく
居心地の悪さを緩和してくれるリーダーに少し感謝する
何となく解れた緊張に苦笑いしてしまった

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