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愛の嵐

第31章 過去×未来=今

大「誰か分からなかったよ」
相「智だって分からなかった」
大「雅紀モテるんだね」
相「そうか?まぁ、女に困った事はないけど・・」

一緒に歩いていて思った
女の人達が雅紀を目で追っていた

大「けど?」
相「もう必要ないかもなぁ」

そう言って近付いてくる唇
顎を上げてそれを待つ
柔らかい唇が俺のと重なる

大「んっ」

フワリと落とされたキスに胸の奥がチリチリした
違うんだな
がむしゃらに求め合った子供の頃とは

相「俺の知らない智の味だ」
大「雅紀だって違うよ」

抱き締め合った温もりさえ違って感じてる

大「大人になったんだね」
相「そりゃお互い様でしょ。それでも、智じゃないとダメな気がする」
大「相変わらず真っ直ぐだね」

変わってない部分に少しだけホッとした

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