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愛の嵐

第31章 過去×未来=今

《相葉時間》

抱き締めた身体が小さく感じて不安になる
大人・・かぁ

相「なぁ、今日時間ある?」
大「ん?あるよ、どうしたの?」
相「飯でも行かね?」

違う!
本当は飯なんてどうでもいい
俺の知る智じゃないと思いながらも
俺の身体は心は智を求めている
形を変えて求めている

大「いいよ!俺の家近くだからおいでよ」
相「んじゃそうしよっか」

空白の時間は取り戻せない
分かりきった事だけど少しでも埋めたい
やっと取り戻せたんだ
今度こそ離さない!
抱き締めた腕に力が入った

大「身長伸びたね」
相「あぁ、そうだね。智は・・・まぁいいんじゃないかな」
大「ちょっとは慰めろよ~!」
相「俺が抱き締めるには最適サイズだからいいんだよ」
大「それ・・ズルい」

分かってるよ
綺麗な顔は頬を膨らませていた
あぁ、俺はこいつを抱きたいんだ
胸の奥に沈めていた想いが浮上してくる

相「なぁ」
大「ん~?」
相「まだ俺の事好き?」
大「・・・好き」
相「俺も好きだよ」

確認して安心するとかまだまだ子供だな

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