
愛の嵐
第31章 過去×未来=今
《大野時間》
終業時間のチャイムが鳴る
帰り支度をする俺の横で同じようにしている
相「んじゃ、行くか!」
大「あぁ、そうだね」
別人になった雅紀は男らしく感じる
格好いいなぁ
あんなに可愛かった雅紀はどこへ?
相「うわっ、雨かよ~」
大「傘は?」
相「邪魔だから持って来なかった♪」
大「なんで持って来ないかなぁ、ったく」
持っている傘を差し出す
相「え?俺が借りたら智が濡れるよ?」
大「二人で傘に入るんだよ!背の・・高い雅紀が傘持って!!」
相「あ~、なるほど♪」
ちょっとお馬鹿なのも変わらないのかな
クスッと笑ってしまう
雅紀が傘を開いて俺を迎え入れようとする後ろから
女「相葉くん!」
相「え、何?」
女「今日ご飯行かない?」
雅紀は俺をチラッと一瞥して女の人に向き直った
相「悪いけど無理。大野と予定あるから」
女「え~!そんな予定より一緒に行こうよ♥」
甘えた声を出して雅紀にすり寄る
女だと出来る事が男の俺には出来ない
正直羨ましく思った事は誰にも言えない
相「行かね~って!行くぞ、智」
大「へ?あっ、ちょっ、雅紀っ!」
腕を掴まれ傘に入れられる
女「あっ、相葉く~ん!もうっ!」
置き去りにされた女はご立腹の様子だ
それを知らん顔で歩く雅紀
掴まれた腕が熱い・・・てか、痛い
大「雅紀!もう離して大丈夫だよ?」
相「あ、あぁ、ごめん。ここまで進んで来てなんだけど、家どこ?」
大「へ?あ・・ははっ。雨強いからこっからタクシー乗ろうか?」
教えてないから知ってる筈もない
真っ直ぐてゆ~か、アホだね
相「遠くないならもう少し一緒に歩こう」
アホ・・・のくせに、格好いいのは狡い
赤くなる顔を伏せて見られないようにした
終業時間のチャイムが鳴る
帰り支度をする俺の横で同じようにしている
相「んじゃ、行くか!」
大「あぁ、そうだね」
別人になった雅紀は男らしく感じる
格好いいなぁ
あんなに可愛かった雅紀はどこへ?
相「うわっ、雨かよ~」
大「傘は?」
相「邪魔だから持って来なかった♪」
大「なんで持って来ないかなぁ、ったく」
持っている傘を差し出す
相「え?俺が借りたら智が濡れるよ?」
大「二人で傘に入るんだよ!背の・・高い雅紀が傘持って!!」
相「あ~、なるほど♪」
ちょっとお馬鹿なのも変わらないのかな
クスッと笑ってしまう
雅紀が傘を開いて俺を迎え入れようとする後ろから
女「相葉くん!」
相「え、何?」
女「今日ご飯行かない?」
雅紀は俺をチラッと一瞥して女の人に向き直った
相「悪いけど無理。大野と予定あるから」
女「え~!そんな予定より一緒に行こうよ♥」
甘えた声を出して雅紀にすり寄る
女だと出来る事が男の俺には出来ない
正直羨ましく思った事は誰にも言えない
相「行かね~って!行くぞ、智」
大「へ?あっ、ちょっ、雅紀っ!」
腕を掴まれ傘に入れられる
女「あっ、相葉く~ん!もうっ!」
置き去りにされた女はご立腹の様子だ
それを知らん顔で歩く雅紀
掴まれた腕が熱い・・・てか、痛い
大「雅紀!もう離して大丈夫だよ?」
相「あ、あぁ、ごめん。ここまで進んで来てなんだけど、家どこ?」
大「へ?あ・・ははっ。雨強いからこっからタクシー乗ろうか?」
教えてないから知ってる筈もない
真っ直ぐてゆ~か、アホだね
相「遠くないならもう少し一緒に歩こう」
アホ・・・のくせに、格好いいのは狡い
赤くなる顔を伏せて見られないようにした
