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愛の嵐

第4章 嫉妬の嵐

着いた先はJのお気に入りの店らしい
こんなお洒落な店に男二人って
Jよ、君はそれでいいのか?
個室に通され

松「なに飲む?」
ニ「Jと一緒でいいよ」
松「投げやりだなぁ。・・先ずはビールっと♪」

食べ物もサラッと決めてる
そんな辺りがモテる秘訣なのかなぁ?
などと考えていると

松「で?相葉君と何があったの?」

ガタッと肘を打ち付け動揺してしまう
でもすぐに立ち直り、ついJを睨んでしまった
ダメだと分かっていてもあの人の事になると自制が効かない

松「怖いから睨まないでよ?」
ニ「何で相葉さんって思うの?」
松「そんなん見てたら分かるよ。最近酷いみたいだし。相葉君泣いてた事もあったよ?」

え?何それ?知らない
俺の知らない所で泣いてたとか聞いてないし
・・・言える訳ないか

ニ「そうなんだ。俺には言わないからなぁ」
松「前まで仲良かったのに何があったの?」

言おうか迷う
でもそれはバラす事に繋がる
あの人を守るには秘密にしたほうが・・・

松「バレんの怖い?」
ニ「は?何で知って・・・」
松「だ~か~ら~!知ってるっつ~か、俺も同じだから」

もう訳わからん!
同じってなにが?
とっくにバレてたって事?

松「俺、翔と愛し合ってるから♪」
ニ「はぁ?マジで?絶対嘘でしょ!」
松「嘘つかないし!翔に聞いてみる?」

あっけらかんと言ってのけるJが格好いい
それに引き換え、俺は・・・

松「大丈夫だから話してみ?」

翔さんとの事を聞いて気が抜けた
隠さなくていいのは自分でも分かる程に体を軽くさせた

ニ「聞いてくれる?」
松「もちろん!」

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