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愛の嵐

第32章 ぎゅう×ちゅう=愛河

何かを掴もうとする手を捕まえ堅く繋ぐ
翔はそれを見てうっすらと微笑んだ
ドキッとしてしまう
あぁ、ほんとに、もぅ!

松「好きだっ、大好きだっ!」
櫻「んあぁ、はっ、はぁっ、あっ、んっ」

動きに合わせた短い喘ぎ
同じリズムで深く繋がる
熱を分け合って一つだと実感した

心の中で
『あいしてるよ』
呟いた

櫻「あっダメっ、イッ、あぁ」
松「いいよっ、イッて、俺ももぅ」

繋がれた手に力が入る

櫻「じゅっ、じゅんっ、んんっあぁ」

ビクビクと痙攣しながら吐き出している
それに合わせて俺も中に吐き出す
中は最後の一滴まで絞り取るように締め付け蠢いた

櫻「じゅんっ、はぁっ、ありがとっ」
松「はっ、はっ、俺の方こそ、ありがとう」

キスをしながら抱き合った
お互いを想う気持ちに
俺達は溺れていく
甘い甘い甘美な時間

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