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愛の嵐

第36章 夕霞×憂喜=柔婉

《二宮時間》

櫻「何があった?」
二「何がって、何?」

収録の休憩中
隣に座った翔さんが小声で聞いてきた

櫻「本当に何も無いなら構わないけど。いかにも有りますって顔してるのはどうなんだろな」
二「うっ・・・ですよね~」
櫻「内容は聞かないけどさ、そんなんだったらいいよな?」
二「な、何がいいのか聞いてもいいかな?」

ジッと俺の目を見て離そうとしない
ちょっとだけ後退りしてしまう

櫻「相葉くん貰っていいんだよな?」
二「へ?・・・何、いって」

翔さんは何事も無かったように横をすり抜けて行く
ちょっ、待って、なんなの
今のど~ゆ~意味?

二「なんで、相葉さん・・・マジ?」

あんな顔して言われると嘘だなんて思えない
相葉さん貰う?
翔さんも想ってるの?
俺と同じように・・・好きなの?

松「どうした?まだ気分悪いのか?」
二「え?いや・・翔さんてさ相葉さんに・・」
松「あぁ、甘いよなぁ。狡いってゆかさぁ、あれは何かあんのかもなぁ」

にゃにぃ~?!
Jまでそんな事言っちゃうの?
しかも狡いってなんだよ
翔さんに甘やかされたいのか、Jよ

二「も~いいよ。面倒くさくなってきた」
松「あらら。ニノも相葉くんに何かあんじゃないの?」

ビクッとして固まってしまう
バレて・・

松「みんなメンバーが好きだよなぁ」
ニ「そ、それはそうでしょ。Jだってそうでしょ」
松「まぁ、そうだけど、それだけじゃないかもしれないけどね~」

ニヤリと笑ってパイプ椅子に腰を下ろした
その姿を見て内心慌てていた
翔さんみたくバレてる訳じゃないけど
何か別の思惑を感じてしまう

ニ「なんだろなぁ、モヤッとするなぁ」
松「だから人生は面白いってね~」
ニ「黙れ~!」

マジでもう色々訳分からん
帰りて~

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