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愛の嵐

第36章 夕霞×憂喜=柔婉

相「おっはよ・・・なにこれ?」
二「どした、んだ・・・はぁ?」

視線の先にはテーブルに押し倒された翔さんと
押し倒してるJの姿
ほんと朝から何これ状態なんですけど?

櫻「たぁすけぇてぇ~」
松「えぇ?!何でそうなる!」

腕をすり抜けて翔さんがこっちに向かってくる
バッと俺の後ろに隠れてしまう
雅紀はJの所に向かった

二「何があったの?」
櫻「急に松潤から告白されて・・・」
二「それで迫られてたの?」
櫻「そうなんだよぉ、もぅビックリ!俺好きな人いるって言ったんだけどなぁ」
二「それって・・まさか?」

ニヤッと笑って俺の顔を覗き込んだ

櫻「そうだよ♪ニノが考えた人で当たってるよ」
ニ「じゃあ何で?」
櫻「好きだから、かな。笑ってて欲しいし幸せでいて欲しいよ。例え相手が俺じゃなくてもね」

翔さんの想いの強さを知った
だからって臆してしまう事は無い!

ニ「翔さんには負けないよ?」
櫻「幸せにしなかったら、俺がかっ攫うからね」
ニ「絶対に渡さないから!」

真剣な視線をぶつかり合わせて思う
雅紀モテモテじゃないか!
気を抜いてたらヤバいなぁ

ニ「ったく、モテる恋人を持つと苦労しそうだな」
櫻「ふふっ♪頑張って守ってね!」
ニ「そういう翔さんは、自分の貞操守ってね♪」
櫻「そうだった!・・・どうしよ~」

と言いながらも悪い気はしてないみたい
赤くなった頬が証拠だよね

ニ「翔さんもモテる恋人持ってみたら?」
櫻「な、何言ってんだよ!」

動揺してるし
頑張れ、J
もう一押しだ!

相「翔ちゃん」
櫻「え、な、なに?」
相「和、返してね♪」

俺の手を引いてテーブルに向かう
翔さんは置き去りらしい

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