テキストサイズ

愛の嵐

第37章 旗幟×自誓=帰趨

ピンポーン

インターホンを押して松兄を待つ

松岡「はいよ~、早く上がってこい」
大「は~い」

マンションのドアが開いて招かれる
もうすぐ会えるのに待ち遠しい
こんな好きってヤバくない?
ニヤける顔をガラスで見てハッとする

大「こんな変な顔見せらんないって!」

ムニィと頬を抓って緩みを誤魔化す
いつもいい顔なんて出来ないけど
今日くらいは最高の顔見せたいから

玄関をコンコンと叩く
インターホン鳴らせよって言うなよ
待っててくれてるのが嬉しくて
たま~に悪戯心でやっちゃうんだ
試してるってゆか、独占欲かな

松岡「開いてっぞ~」

耳を澄ませて
足音を聞いて
俺が近付いてくる
頭の中が俺でいっぱいの時間が欲しいから

大「ただいまぁ♡」
松岡「あぁ、おかえり♪」

ゆっくりと俺に向かって歩いてくる
その笑顔に会いたいから
俺も笑顔で会いに行くんだ
ねぇ、まだ頭ん中は俺でいっぱい?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ