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小さな男の子だって恋はするんです

第7章 夢………なわけないだろう

佳奈side













はっきり言ってどうしようか迷った。




しんに昨日のこと聞かれて、夜のことを話そうか。




でも私は、昨日の夜は何もなかったかのように部屋をあとにし、朝もそんな感じで振舞った。






だって私は大人。しんはまだ中学生。いくら私の事が好きだって言ってくれても、こんな年上じゃなにも満足できないだろう。







本気にしてくれてるかも?って勘違いしそうになる時がある。







でも、私は自分の気持ちにブレーキをかけてた。



この住み込みの間、なにも間違いが起きないようにと。


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